クレジットカードの基本豆知識
クレジットカードで社内ブラックになってしまう原因
- 2016.10.04 @ 新着
- 基本豆知識
クレジットカードの社内ブラックについてのお話を以前いたしましたが(詳細はこちら)社内ブラックになるとその会社ではクレジットカードが作れなくなるというのはわかりましたね。
ですが社内ブラックにどうして記載されてしまうのかの原因の説明をしていませんでした。そこで今回は社内ブラックになってしまう原因についてをご紹介して参りたいと思います。
もしも自分はどうなのか? と不安に感じている方は、ご紹介する原因に心当たりがあるかどうかをしっかりと確認されてみてください。
Contents
なぜ社内ブラックになってしまうのか?
金融機関で金融事故が起こった時、個人情報にその情報が記載されてしまう事になりますよね。記載されてしまったら他の金融会社にもその情報が共有されてしまいます。
すると5年~7年の間はローンもクレジットカードも作れない事になってしまうのですが、個人情報に記載されてしまったとしても、ある程度の期間記載されたら削除されていくものなのです。
つまり個人情報については5年~7年の間我慢すれば、再びローンを組むこともできるはずですし、クレジットカードも発行してもらえるはずなのです。
これについては法律でも決まっている事なのですが、社内ブラックというのは法律で削除しなさいと決められたものではなく、クレジットカード会社独自のものなので、法律でどうする事もできないものなのです。
だから社内ブラックには記載されないように気を付けた方がいいわけですね。では具体的な原因についてをご紹介していきましょう。
原因1 債務整理、自己破産、任意整理をした場合
もっとも多いのが債務整理や自己破産そして任意整理をした場合です。これらは基本的には救済をするためのものなので、どうしようもない理由がある場合に返済を免除したり、元金のみの返済をしたりする措置です。
債務者にとってみれば、返済が楽になりますし人生をやり直すという意味でもとてもありがたい事なのですが、債権者にとってみればこれほど許しがたい行為は無いというわけです。
以前、多重債務者が増えてしまって国中で問題となっていた時期に、クレジットカードやローンで買い物をして、それを払えないからと簡単に破産宣告をしていた人が増加した事がありました。
この時期に金融会社の多くは貸し倒れ状態になってしまい、社内ブラックに記載される人が増えたのは間違いありません。
この事から債務整理や自己破産そして任意整理をした事があるという方は、社内ブラックに記載されている可能性が非常に高いと言えるのです。
もちろん金融事故を起こした金融機関の社内ブラックに記載されているだけで、他の金融機関には記載されません。
原因2 強制解約になった経験がある場合
クレジットカードの支払いで遅延が頻発していたり、延滞などをしょっちゅう起こしている方も例外ではありません。
クレジットカード会社にとって頻繁に支払いが遅れるなどの問題が起こった方は、債務整理や自己破産や任意整理などを行った方と同じくらい迷惑な事をされたと判断されます。
そのため「このお客さんは強制的に解約しよう」と判断されてしまい、それが社内ブラックに記載される原因となってしまうわけです。
クレジットカードというのは商品を先にもらって、あとから料金を支払うシステムですので、決してただで商品を手に入れるためのチケットではありません。
くれぐれも遅延や延滞などを起こさないようにしましょう。
原因3 違法行為(現金化など)をして解約になった場合
クレジットカードの現金化をしたことがあって、それをクレジットカード会社に知られてしまい、これを違反行為とみなされてしまい社内ブラックに記載されてしまう事になるわけです。
もちろん知らず知らずに現金化をしている事になっているかもしれない方もいるかもしれませんので、簡単にクレジットカードの現金化についてを説明しましょう。
クレジットカードの現金化とはキャッシング枠を使って商品を購入します。そしてその購入した商品を買い取りさせる事で現金化にするのですが、これはクレジットカード会社では禁止しています。
もちろん発覚しなければ問題はないのかもしれませんが、クレジットカードの現金化は法外な利息がかかります! もちろんグレーゾーン金利なのですが損をするのは確実です。
そしてばれたら確実に社内ブラックに記載され、クレジットカードは強制解約になりますのでご注意ください。
原因4 過払い金請求をした場合
これについてはすべての人が該当するとは言えませんが、ショッピングの部分で過払い金の請求をした場合、クレジットカード会社に損害を与えたとみなされて、社内ブラックに記載される事があるようです。
クレジットカードでのショッピングの金利については、確かにグレーゾーン金利だと言えるかもしれませんが、クレジットカード会社にとっては自己破産や債務整理そして任意整理と同じ事をされたことになります。
当然損害を与えられた事によって社内ブラックに記載されてしまうのです。ただしキャッシングの枠の事で過払い金請求をした場合、特に社内ブラックにならない事もあるようです。ですがこれもやはりタイミングが関係する事もあります。
また、クレジットカード会社に嫌われるようなトラブルを起こした場合も社内ブラックに記載される事があるので気を付けた方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか? クレジットカード会社によって多少の差はあるかもしれませんが、社内ブラックというのがあってその社内ブラックに記載される原因があるという事がわかりましたね。
社内ブラックに記載されてしまう原因に思い当たることがある方は、そのクレジットカード会社でクレジットカードを作ろうとせずに、他の金融機関でクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。
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