海外のカード事情
欧州では非接触ICチップ付きクレジットカードが必須
- 2015.10.22 @ 新着
- 海外のカード事情
欧州でクレジットカードを利用する際に、多くのお店では接触型ICに書き込まれているクレジットカード情報を読み込んで決済する方法がスタンダードとなっています。今回、欧州へ出かけられる方を対象に、ご自身のクレジットカードに対して見なおしておくべきポイントをお伝えいたします。
Contents
欧州では接触型ICによる決済が義務化
欧州では、店頭にてクレジットカード決済する際に接触型ICによる決済が義務化されている国があります。
対面でのクレジットカード決済の際に、
■店員が不正にクレジットカード情報を抜き取る
■桁数を繰り上げるなど金額を不正に請求する
といったトラブルがまれに発生しています。
そのため、カード決済する際に、決済端末で接触型ICよりクレジットカードの情報を読み込み、顧客が金額を確認した上で、暗証番号を入力して決済を行います。
日本国内で発行されているクレジットカードは、接触型ICチップが搭載されているものが増えてきましたが、依然として磁気テープからクレジットカード情報を読み込む決済方法が使われています。
しかし、欧州では磁気テープでの決済に関しては断られることが増えており、クレジットカードが使えないことが考えられます。
そのため、欧州への出張、旅行でクレジットカードを使用する際は、必ずご自身のクレジットカードに対し、接触型ICチップが付いているか確認しましょう。
暗証番号は確実に把握しておく
接触型ICクレジットカードで決済する際は、必ず暗証番号を入力する必要があります。
日本国内であれば、暗証番号がわからなければ磁気テープによる決済方法に切り替えることによりサインで取引が成立しますが、欧州の場合は暗証番号がわからない場合は取引を断れるので注意が必要です。
これは欧州へ出かける場合に限ったことではありませんが、日本ではクレジットカードの暗証番号を把握していない方が多いのが現状です。
日本でも2020年を目処に接触型IC付きクレジットカードの流通を100%にする目標を掲げており、暗証番号による決済は必須になってきます。
クレジットカードの暗証番号を把握していないという方は、クレジットカード会社に問い合わせ再確認もしくは再発行することをおすすめします。
カードブランドはVISAもしくはMasterCardを選択する
欧州でクレジットカードを利用する際、接触型ICチップが付いていること以外に、カードブランドも合わせて考慮する必要があります。
世界全体として見た場合、カードブランドのシェアは「VISA」がトップですが、欧州の場合は「MasterCard」のシェアが比較的高くなっています。
その理由としては、1968年にヨーロッパで多くのシェアを持っていた「ユーロカード」と合併し、現在でもヨーロッパはMasterCardのシェアが高い状況にあります。
しかしながら、欧州の多くの都市では「VISA」もしくは「MasterCard」であれば、多くのお店で利用できますので、「VISA」だけを所有していても然程困ることはありません。
JCB
一方、「JCB」については、加盟店が非常に少ないのが現状で、JCBカード1枚だけを頼るのは危険です。
American Express
また、「American Express」ブランドについては、日本向けは接触型ICカード付きクレジットカードの発行が少なく、接触型ICによる決済がスタンダードな欧州の決済事情を考慮すると推進できないと言えるでしょう。
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