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欧州でクレジットカード決済時の端末操作方法を解説

ICチップ搭載クレジットカードでの決済時、日本国内では店員が決済端末にカードを挿入後金額などの設定を行い、消費者は暗証番号の入力する方法が一般的です。しかし、欧州では金額の設定を除いて、これらの操作を自分自身で操作する必要があります。今回は、決済端末の操作方法について解説いたします。

クレジットカードをご自身で決済端末に挿入する

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決済端末を使用する際、複雑な操作は必要ありませんが、始めての場合は戸惑ってしまうことがありますので、欧州に出かける前に予め決済手順を把握しておけば良いでしょう。

店頭で決済する際に、店員にクレジットカードで決済したい旨を伝えます。

その後、カード決済の準備が整い次第、決済端末にクレジットカードを挿入するよう指示がありますので、決済端末にクレジットカードを挿入します。

日本では決済端末を自分で操作することはほぼ無いと言えますが、欧州の場合は店員による不正利用などを防止する観点から、クレジットカードを店員に渡すことがありませんので、不正に金額をごまかす、カード情報を抜き取るといったリスクが軽減されるメリットがあります。

言語を選択する

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クレジットカードを決済端末に挿入した後は、直接暗証番号を入力する場合もありますが、欧州では暗証番号入力の前に決済端末の液晶画面に表示する「言語」を選択する必要があります。

筆者の経験上、「日本語」が表示出来るものを見たこと無いのですが、一般的には自国の言語に加え「英語」もしくは「フランス語」というパターンが多いです。

多くの方は「英語」の選択になるかとは思いますが、ご自身で理解できる「言語」を選択肢する必要があります。

言語選択の方法

言語を選択する方法を説明します。

決済端末により操作が異なることがありますが、基本的な操作としては、液晶画面の下にカーソルを上下に移動するための、「三角形のボタン」が配置されています。

ボタンを押下し任意の言語にカーソルを合わせた後、番号キー右下にある「確定キー(Enter)」を押下します。

表示される内容としては、「カードを挿入して下さい(Please insert your card.)」、「カードを抜いて下さい(Please remove your card.)」など基本的な操作指示になりますが、決済エラーなど何かしらのトラブルが発生した場合、エラーが起きたことが表示されますので、できるだけご自身で理解できる言語を選択することをおすすめします。

ちなみに、日本の場合「日本語」で基本統一されていますが、欧州では「欧州連合」が発足後、「シェンゲン協定」により、自国と隣国をパスポート審査無しで行き来することが可能になり、人の流れの他、物の流れが国境を超えて動いているため、流動性が高く多様性があるのが特徴です。

そのため、個々が使用している言語が異なることが多く、多言語での案内が進んでいます。

金額を確認し暗証番号を入力して決済完了

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言語を選択後、決済金額が表示されます。

決済金額が正しいことを必ず確認後、暗証番号(PIN Number)を入力し、「確定キー(Enter)」を押下します。

暗証番号を入力する際は、必ず他人に見られないよう手で隠すなどしてから番号を入力しましょう。

また、筆者は経験が無いのですが、番号キー「1」のボタンが壊れている可能性が高いということを聞いたことがあります。

万が一の事を考慮して「1」を避けた暗証番号を設定することをおすすめします。


余談ですが、「1」が破損している可能性を考えると単純に数字を並べただけの番号を設定している人が多いということが考えられます。

必ず、暗証番号は他人が推測しにくい番号を設定するようにしましょう。

暗証番号を入力後、無事に決済が完了しましたら、「カードを抜いて下さい。(Please remove your card.)」と表示されますので、カードを抜きます。

日本ではカード決済端末を自分で操作するということがありませんので、始めての場合、操作方法に戸惑ってしまうことがありますが、一度操作方法を覚えると、手順としてはシンプルに決済が出来ます。

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