海外のカード事情
海外のATMで現地通貨が引き出し可能な国際キャッシュカード
- 2015.10.19 @ 新着
- 海外のカード事情
海外へおでかけの際に大変便利な「国際キャッシュカード」を発行している銀行は、三菱東京UFJ銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、シティバンク銀行、楽天銀行、スルガ銀行で、以前は、三井住友銀行とみずほ銀行が国際キャッシュカードを発行していましたがサービスが既に終了しています。銀行によって海外で引き出す際の手数料やレートが異なり使い勝手が大きく異なります。それぞれの銀行毎に特徴をまとめて紹介します。
ネット専業銀行
ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行はネット専業銀行大手で、口座開設と同時に「VISAデビット」機能を付帯したキャッシュカードが発行されます。
キャッシュカードの発行手数料は無料で年会費も不要で気軽にVISAデビットカードを持つことができます。
海外利用時の出金手数料も無料で利用できるのも大きな特徴です。
海外出金時は、引き出す際の通貨に対してVISAインターナショナルが定めたレートに3.02%が加算されます。
楽天銀行
楽天銀行は旧イーバンク銀行時代から早期にVISAデビット機能が付帯したキャッシュカードを発行していました。
ただし、VISAデビットカード機能が付帯したキャッシュカードの場合、年会費として1,000円が発生するのが大きなデメリットです。
海外での出金手数料が無料で換算レートはVISAインターナショナルが定めたレートに2.94%が加算されます。
都市銀行、地方銀行
三菱東京UFJ銀行
都市銀行大手の「三菱東京UFJ銀行」が「VISAデビットカード」に参入したことにより、海外ATMでも利用することが可能になりました。
カード発行手数料無料で利用することが出来るほか、VISA加盟店での買い物の際にVISAデビット機能を利用することにより口座残高の範囲内で決済に利用することができます。
ただ、海外ATMで出金する際は1回につき108円の利用手数料が発生します。
また、年会費は初年度無料で利用可能ですが2年目以降からは23歳以下の方と利用回数10回以上の方を除いて1080円発生しますので、海外利用を目的のみに利用を考えている方には不向きな部分があります。
換算レートはVISAインターナショナルが定めたレートに3%が加算されます。
スルガ銀行
スルガ銀行は、静岡の沼津市に本店を置く地方銀行ですが、早期からインターネットバンキングへの取り組みを行い、VISAデビット機能が付帯したキャッシュカードを早期に発行するなど、地方銀行としては大変画期的なサービスを提供しているのが大きな特徴です。
ただし、他行等は異なり、VISAデビットカードを発行する際に審査が事前に行われることや海外での出金手数料が1回につき210円発生するなど使い勝手については他のVISAデビットカードに比べると見劣りする部分もあります。換算レートはVISAインターナショナルが定めたレートに3%が加算されます。
外資系銀行・その他
シティバンク銀行
シティバンク銀行はアメリカを本拠地として世界各国で展開している外資系銀行です。
外資という特性を活かし、キャッシュカードは予めVISAの「PLUS」ネットワークに対応したキャッシュカードが無料で発行されます。
通常であれば口座残高が20万円以下の場合、口座維持手数料として年間2,000円発生しますが、インターネットより口座開設で維持手数料無料になります。
海外出金時は210円の手数料が発生し、換算レートとして1度米ドルに換算し、米ドルから円に換算する際のレートに3%加算されます。
新生銀行
新生銀行は全国主要都市に店舗を構え、セブン銀行と提携しセブン銀行ATMからの出金手数料が無料、ネットバンクからの振込手数料が無料など、都市銀行のメリットとネットバンクのメリットを兼ね備えた大変使い勝手が良い銀行です。
新生銀行は口座開設と同時にVISAのATMネットワーク「PLUS」に対応したキャッシュカードが無料で発行されます。
海外出金時の手数料も無料で気軽に利用可能です。レートはVISAインターナショナルが定めたレートに4%が加算されます。
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