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海外のカード事情

海外で利用する際におすすめできる国際キャッシュカード

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前回の「海外のATMで現地通過が引き出し可能な国際キャッシュカード」にて、海外で利用できる国際キャッシュカードを発行している銀行について紹介しました。今回は、前回紹介した銀行の中からおすすめできる銀行を紹介し、その魅力と実用性について見ていきます。

ジャパンネット銀行と新生銀行がおすすめ!


前回の記事で紹介した、三菱東京UFJ銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、シティバンク銀行、楽天銀行、スルガ銀行中からおすすめできる銀行は「ジャパンネット銀行」「新生銀行」です。


ジャパンネット銀行


ジャパンネット銀行はキャッシュカードに標準で「VISAデビット」機能が付帯していることに加え、発行手数料や年会費、海外での出金手数料が不要で気軽に利用できる点が大きく評価できます。

また、VISAデビット機能で日本国内はもちろん、海外のVISA加盟店で買い物時に口座残高の範囲内で決済に使用することができます。

そのため、現金が必要な場面とクレジットカードが利用できる場面で臨機応変に使い分けができることから使い勝手は抜群に優れています。


新生銀行


新生銀行はジャパンネット銀行とは異なり「VISAデビット」機能は付帯していないものの、世界中のPLUSネットワークに対応したATMより出金が手数料不要で利用できます。

また、発行手数料や年会費も発生しませんので、いざというときにいつでもどこでも出金することができますので大変心強い味方になるでしょう。

また、新生銀行は海外での出金以外にも、セブン銀行と提携しており全国のセブン銀行ATMからの出金が無料で利用できる他、取引回数により3ヶ月毎に「ステージ」が決定され、ステージ毎にインターネットバンキングによる他行への振込手数料が無料になり、日本国内でも海外でも大変使い勝手が良い銀行です。

国際キャッシュカードのレートは良いのか?


国際キャッシュカードを利用する際は、銀行によってはATM利用手数料が発生する場合もありますが、すべての国際キャッシュカードにおいて、換算レートに3〜4%程手数料が加算されます。

日本円から外貨に変換する際、「TTMレート」という金融機関が設定した基準レートがあります。

銀行や空港で両替する時や外貨預金を購入する際はこの「TTMレート」から手数料を上乗せしたレートによって外貨の取引が行われています。


レートが良いか悪いはその時の「TTSレート」に左右されます。

例えば、1米ドル=120円で換算レートに3%加算されると考え、100通貨国際キャッシュカードで出金した場合、日本円にして12,360円となります。

逆に、1米ドル=100円の場合、日本円にして10,360円となります。

従って、円安の際に出金した場合は日本円に換算すると金額が高くなり、逆に円高の場合は日本円に換算した場合金額が安くなります。


VISAもしくはMasterCardブランドのクレジットカードの場合、現地通貨で決済する際に換算レートに1.63%加算されます。

国際キャッシュカードで出金する際の手数料を考えると、クレジットカードで直接決済したほうが大変お得であることがわかります。



筆者がおすすめする海外でのお金の使い方としては、

クレジットカードが利用可能な場合はクレジットカードでの決済を行い、
どうしても現金が必要な場面に備えて1日あたり5,000を目安に、海外到着後すぐに空港のATMで引き出しておくことをおすすめします。

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