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Fintechベンチャー「ネストエッグ」貯金支援アプリ「finbee」を春にリリース!

Fintechベンチャー企業である「ネストエッグ(東京都千代田区)」は、同一の銀行に開設している複数の口座間で資金移動ができるiOS向けのアプリ「自動貯金サービスfinbee(フィンビー)」をリリースしました。

サービス開始当初は、住信SBIネット銀行のみに対応していましたが、今ではみずほ銀行、ゆうちょ銀行、さらには千葉銀行、北洋銀行などの一部の地方銀行にも対応しています。
画像出典:https://finbee.jp/

同一銀行の口座間の資金移動で貯金を支援

今回、ネストエッグが公開した「finbee」は、スマートフォンアプリを使って、同一銀行の貯金用の口座に自動で移動できるように設定しておくことで、貯金を支援します。

サービス開始時当初対応した住信SBIネット銀行では、普通預金口座や定期預金口座の他に、目的別口座を作成することができ、「自動車購入費用」や「旅行代金積立」といった様に、それぞれの目的に応じて口座を作成することができます。

こうしたサービスを提供していることから、自動で同一銀行内の口座を移動させて積み立てるといったニーズが高いことから、アプリを利用することで、ユーザーが銀行口座にアクセスする手間を省き自動で貯金ができるようにします。

finbeeは4つのルールで自動貯金が可能

finbeeとは
出典:https://finbee.jp/

今回finbeeで預金移動をる際のルールとして「つみたて貯金」「おつり貯金」「クエスト貯金」「歩数貯金」「チェックイン貯金」「マイルール貯金」の6つがあります。
下記でそれぞれについて説明します。

「つみたて預金」

毎日 ・毎週・毎月といずれかのタイミングで好きな金額を設定するだけでメイン口座から貯金用口座に自動的に貯金してくれます。

「おつり預金」

デビットカードやクレジットカードで支払った金額に対し、指定の金額で支払った場合のおつりに相当する金額を貯金してくれます。

「クエスト預金」

finbeeから毎日届くお題をクリアすると貯まるゲーム感覚貯金です。毎日12時に届くクエストをその日のうちにクリアし、21時に届く振り返り通知で「クリア」を選択すると、貯金が実行されます。

「歩数預金」

「5000歩クリアで500円」「100歩ごとに100円」「1000歩未満なら200円」など、設定した歩数に応じて貯金してくれます。

「チェックイン貯金」

「会社に着いたら500円」など、登録したチェックイン場所に行ったら貯金してくれます。

「マイルール貯金」

「お弁当をつくったら500円」など、自分で決めたルールを守れたら貯金できます。

住信SBIネット銀行のWeb APIを使用

finbeeのスマホアプリは、住信SBIネット銀行が提供しているWeb API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を利用して、銀行口座とスマホアプリを紐付けることで、アプリを通じて銀行口座の管理が実現しました。

APIは、主に自社が提供しているシステムを他社が提供しているシステムへ接続を許可することで、他のプラットフォームを通じて自社のサービスが利用できるものです。

例えば、世界中で利用者が多いSNSであるFacebookは、公式アプリ以外にも、多くの開発者がFacebookを利用できるアプリを公開していますが、これもFacebookがAPIを開発者に提供したことにより、他のアプリケーションからでもFacebookへのアクセスを実現したものです。

APIの利用はSNSなどネットサービスが中心でしたが、金融サービスも「Fintech」というキーワードを耳にするようになった今、ITサービスと融合するために、口座にアクセス可能なAPIを公開することで、今回のfinbeeの様に、他のウェブサービスとの接続を許可を行い、総合的な資産運用が可能になるなど、サービスの裾野が広がりそうです。

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