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三井住友カードが暗証番号入力付きクレジットカードを発表!

三井住友カードは、米国ラズベガスで開催されれた家電見本市「CES2018」にて、暗証番号入力機能を搭載したクレジットカードを発表しました。

これまで、クレジットカードは番号の漏洩などで不正利用のリスクが高いことが長年の課題となっていましたが、クレジットカード本体に暗証番号入力機能を搭載することで、クレジットカード決済のセキュリティ上の課題解決に向けた一歩を踏み出すことに期待できそうです。

Dynamics Incと共同で暗証番号入力機能を搭載したカードを開発

今回、三井住友カードが発表した暗証番号入力機能を搭載したクレジットカードは、米国でモバイル決済システムなど手がけている「Dynamics Inc(ペンシルバニア州ピッツバーグ)」と共同で開発を行ったとしています。

同社は、決済システムの開発などを手がけており、セキュリティ分野においても「セキュリティー技術に関するイノベーション最優秀賞」を受賞しているなど、実績が高いシステム企業です。

Dynamics Incの持つセキュリティ技術を活用して、今回の暗証番号入力機能を搭載したカードがリリースされました。

カードを使うには暗証番号を入力後アクティベートが必要


同カードの特徴としては、カード券面にある暗証番号ボタンより、ご自身が設定した暗証番号を入力することで、アクティベートされ、磁気ストライプやICチップが有効となり、クレジットカードとして決済が可能になることです。

暗証番号を入力しない状態であれば、クレジットカードは有効となっていないため、見知らぬ間にカードが不正利用されるというリスクを低減できます。

カード券面には、1から5までの5つのボタンを搭載し、カード番号の中8桁が液晶となっています。この5つのボタンより暗証番号を入力することで、カード番号が表示されるため、カード番号の漏洩防止にも役立ちます。

クレジットカードによる不正利用低減に期待

クレジットカードは、カード番号の漏洩などによる不正利用のリスクが大きな課題となっていました。また、近年ではインターネットの普及により、インターネットを介してカード番号が漏洩するという自体も発生しています。

日本クレジット協会によると、2016年のカード不正利用額は142億円としており、2014年の約114億円より約30億円増加していることがわかります。

これからは、キャッシュレス化が進み、クレジットカードを含む電子的な決済が普及していく中で、今回の暗証番号入力機能を搭載したクレジットカードは、不正利用の低減につながることに期待できるといえます。

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