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おサイフケータイの利用が広がる!Apple Payの利用者が急増

近年FeliCaをベースとしたおサイフケータイの利用が広がっています。
2016年にFeliCaチップを搭載したiPhone7を販売をした事に加え、キャリアを自由に選択可能なSIMフリー携帯電話にもFeliCaチップを搭載する動きが進むなど、電子マネー決済に加え、おサイフケータイでの利用が加速しています。
画像出典:https://www.sony.co.jp/Products/felica/usecase/emoney.html

キャリア固有のサービスからオープンな決済手段へ

携帯電話にFeliCaチップを搭載した「おサイフケータイ」機能は、NTTドコモが2004年にはiモード機能の一部として携帯電話にFeliCaチップを搭載して提供したのが始まりで、近年では、従来型の携帯電話だけではなく、Androidスマートフォンでの搭載が増えたことに加え、2016年にはAppleがリリースしたiPhone7でもFeliCaチップが搭載されました。

さらに、キャリアを自由に選択可能なSIMフリー端末としては富士通がFeliCaチップを搭載した他、新興メーカーのトリニティのスマートフォンでもFeliCaチップが搭載されたSIMフリースマートフォンを取り扱いをはじめました。

おサイフケータイは、iモードをはじめとしたユーザーを囲い込む手段としてキャリア固有のサービスとしての側面が大きかったですが、スマートフォンの普及などキャリアに縛られないウェブサービスが普及したことで、おサイフケータイの機能はキャリアに縛られることなくオープンな決済手段として普及しはじめています。

FeliCaチップの出荷数は右肩上がりで増加

電子マネー
出典:https://www.sony.co.jp/Products/felica/usecase/emoney.html

おサイフケータイに使われている非接触型ICチップである「FeliCa」の出荷数も、電子マネー決済の普及とともに増加しています。

2017年3月7日付の日本経済新聞朝刊に記載されたデータによると、おサイフケータイが登場した2004年におけるFeliCaチップの出荷数は、カード型と携帯電話などへの内蔵型を合わせると、約1億個であったのに対し、2016年8月末には、約10億個出荷しており、毎年右肩上がりで増加しています。

特に、スマートフォンが本格的に普及した2014年度以降のモバイル向けの出荷数が伸びており、以前までは1億個程度の出荷数を維持していたのが、近年では約2億個ベースの出荷数となっています。

2016年の電子マネーの決済額は5兆円を突破!

FeliCaチップの出荷数の伸びと合わせて、電子マネーの決済金額も増えています。
日銀が2016年2月28日に発表した情報によれば、電子マネーの金額は2007年に調査開始して以来、はじめて5兆円を突破したとしています。

今回の紹介したように、FeliCaを搭載したスマートフォンが普及していることが背景としてあることに加え、加盟店側でクレジットカードや電子マネーサービスを導入する際の負担額が減っていることから、クレジットカードや電子マネー決済を導入する加盟店が増えていることも背景として考えられそうです。

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