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仮想通貨ビットコインの価格が下落局面入りに!先物上場で先行き懸念

仮想通貨「ビットコイン」の取引価格が、2017年12月17日時点における1ビットコインあたり、19,548.86米ドルをピークに、おだやかな下落局面に入っています。

その背景としては、ビットコインの先物がシカゴ・マーカンタイル取引所に上場したことで、売り注文が入りやすくなったことが下落局面にはいった理由として考えられます。

通貨の分裂期待や先物上場で取引価格が急騰

これまで、価格が急騰していた背景としては、ビットコインの分裂やビットコイン先物の上場などから、大口投資家の資金が流入するという見方が強いことにあります。

ビットコインは、これまで4回ほど分裂しており、2017年8月に「ビットコインキャッシュ(BTC)」、2017年10月に「ビットコインゴールド(BTG)」、さらに、2017年11月24日には「ビットコインダイヤモンド(BTD)」が誕生しています。ビットコインが分裂すると、多くの仮想通貨が得られることが期待できることから、資金が流入しやすい傾向にあります。

また、ビットコインの先物が、米国シカゴにあるシカゴ・マーカンタイル取引所に上場することが報道されており、大口投資家による資金が流入することへの期待から価格が急騰していました。

先物上場後は売り注文などが入りやすいことが懸念される

2017年12月17日の19548.86米ドルをピークに、ビットコインの取引価格が下落している背景としては、ビットコイン先物が上場したことで、売り注文が入りやすいことが懸念されていることにあります。

これまでビットコインの現物を購入する、もしくは売却するという手段しかありませんでしたが、先物として上場した場合、証券を借りて来て売却し、価格が下落した時点で証券を買い戻す「空売り」がしやすくなります。

空売りを行うことで価格が乱高下する要因につながることから、更なる投機的な取引を助長することにもつながります。

ビットコインの99%が投機マネー

ビットコインは取引価格の乱高下が激しく、現状としては通貨として店頭で決済利用などがしづらいのが現状です。乱高下が激しい理由としては、ビットコインは投機的な取引の手段としてしかほぼ利用されていないことが考えられます。

2017年12月26日の日本経済新聞の記事によると「今のところビットコイン市場は99%が投機マネーとされる。」としており、通貨としの価値に対して投資する投資家はほぼ居ないと考えられます。

筆者も情報収集を目的としてビットコインを保有していますが、これまでの株や外国為替、投資信託など実施したあらゆる投資の中で価格が激しく上下するものは、今までの経験上ビットコインが初めてとなっています。そのため、実際に店頭で決済としても活用をしたいと考えていますが、価格が落ち着くまでは動向を見守ることしができないのが現状です。

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