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ビットコインの価格が1万ドルを突破!通貨分裂や先物上昇が個人マネーを呼ぶ

仮想通貨「ビットコイン」の価格が2017年11月29日時点で、1ビットコインあたり1万ドルを突破して推移しています。

これまで、ビットコインの価格が急騰していることから、バブルの指摘が相次いでいますが、個人マネーの流入が相次いでいることから価格の上昇は続いている状況です。

1ビットコインあたりの価格は日本円にして111万円!

2017年11月29日時点で、1ビットコインあたりの価格が1万円を突破し、29日時点の対米ドルの為替レートを考慮すると、日本円にして約111万円に相当する価格であることがわかります。

翌日の30日は、12時時点で1万460ドル前後で推移していましたが、その後、高値を警戒し利益確定が行われたことで一時9,200ドルまでわずかに急落しています。

ビットコインの資金流入の背景は通貨分裂と先物上場期待によるもの


ビットコインへの資金流入が相次いでいる背景としては、通貨分裂が相次いでいることに加え、ビットコインの先物が上場が期待されていることにあります。

ビットコインはこれまで、2017年8月に「ビットコインキャッシュ(BTC)」、10月に「ビットコインゴールド(BTG)」、11月に「ビットコインダイヤモンド(BTD)」が分裂しており、12月にも新たな分裂の憶測を呼んでいます。分裂が生じることで、新たな通貨が付与されるといった期待から資金が流入しています。

また、ビットコイン先物として市場を通じて売買できるようにするため、米国のシカゴ・マーカンタイル取引所で上場を計画している他、ハイテク銘柄を中心に構成されている米ナスダックも「ナスダック・フューチャーズ市場」にビットコイン先物を上場させることを明らかにしています。

先物として上場することで、大口投資家による資金流入が行われることが期待され、今後も大きく価格が上昇するとの予測がされています。

何かの拍子に価格が急落する可能性も

資金流入が続き、価格が上昇しているビットコインですが、これまでも何度かバブルの指摘がされてはいるものの、今後も何かの拍子に急落するリスクは依然として大きいと言えます。

ビットコインは、株式とは異なり適正水準を判断する指標がないほか、配当や金利が得られないことなどから、需要と供給で価格が推移しています。

そのため、今の価格はビットコインの価値に対して値付けされているわけではなく、単純に買う人が多いから価格が上がっているに過ぎません。単純な需給バランスであるため価格はいつでも急落して不思議なことではないといえます。

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