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みずほフィナンシャルグループ、デジタル通貨「Jコイン」を18年に発行開始!

みずほフィナンシャルグループは、同社が展開を予定しているデジタル通貨「Jコイン」を2018年より発行し、小売店などの加盟店での決済サービスを展開していく方針を明らかにしています。

同社はJコインのサービス展開に向けて2018年3月まで実証実験を開始し、課題の洗い出しなどおこない本格展開に向けて準備を進めています。

Jコインはみずほフィナンシャルグループが発行するデジタル通貨

Jコインは、みずほフィナンシャルグループが独自に発行するデジタル通貨で、近年話題となっている仮想通貨「ビットコイン」と同様、紙幣や小銭などの発行は行わず電子的記録によって取引情報をやり取りする通貨です。

近年、仮想通貨を代表するビットコインは、価格が急騰しており仮想通貨取引所の「bitFlyer」の取引レートでは、2017年12月29日時点で174万円前後で推移していることから、価格が異常に高くバブルが到来するのではないかと言った指摘や、価格が激しく乱高下していることから、決済手段として使いづらい側面があります。

ただ、みずほフィナンシャルグループが発行予定の「Jコイン」は、1コイン=1円とレートを定め、投機的手段としてではなく決済手段として活用を広めていく方針です。

加盟店手数料をクレジットカードより低く

みずほフィナンシャルグループが「Jコイン」を展開することで、既存の通貨をデジタルに置き換えていくという構想に基づいて、他のメガバンクや地方銀行などで共同で出資してもらうことで、デジタル通貨としての地位を築いていきたいとしています。

既に、デジタル通貨の代替えになるサービスとして、クレジットカードや電子マネーなどがありますが、同社としては、加盟店の手数料をクレジットカードに比べて低く設定することで、導入の敷居を低くし、遠くの金融機関とダックを組んで普及を目指していくのではないかと考えられます。

Jコインは、ビットコイン同様にウォレットアプリに表示された二次元コードをスキャンするだけで支払いが完了するため、カードリーダーといった専用の端末が不要であることから手数料コストを安く抑えられるメリットがあります。

中国のアリペイなどとも接続可能に

Jコインは、国内だけの利用に留まらず、中国で近年広く普及しているスマホ決済サービス「支持宝(アリペイ)」とも接続ができるようにしていきたいとしています。

近年では、外国人観光客が増えている中で、Jコインのプラットフォームを中国の決済サービスに展開することで、旅行客などが現地のスマホ決済サービスを使える利便性の他、Jコインのノウハウをグローバル展開などにつなげられることも期待できるといえます。

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