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SBI Ripple Asiaが送金アプリMoneyTapをリリース!

SBI Ripple Asiaは、仮想通貨であるリップルの技術を活用した送金アプリ「MoneyTap」をリリースしたことを明らかにしています。

MoneyTapでは、銀行間で直接個人間送金を可能となっています。仮想通貨の技術が、既存の金融サービスに取り入れ始められたことで、これまでの金融サービスの在り方を大きく変える一歩となりそうです。

リップルとは?

リップルとは、Ripple.Incが開発した送金・決済システムの名称です。

これまで、既存の通貨を国際送金では、送金まで時間がかかり、送金手数料が割高である課題がありましたが、リップルの技術を活用することで、各銀行をネットワークでつなぐことで、世界中の銀行への送金を迅速にかつ低コストでの実現に向けて開発されたシステムです。

これまでの国際送金は、コルレス口座と呼ばれる国同士で各通貨を一定量保管しておく口座があり、その口座を経由して相手国に送金する必要があります。

また、日本と送金相手国で共有できるコルレス口座がない場合は、送金相手国とコルレス口座を保有している、日本とコルレス口座が利用可能な第三国を経由する必要があったことから、送金に時間がかかり手数料が割高となる要因となっていました。

この送金・決済システムを活用した仮想通貨についてもリップル(XRP)と呼ばれていますが、システムと通貨を分けて表記するため、仮想通貨に関しては、決済単位であるXRPのみを表記する場合があります。

米Ripple社の「xCurrent」を実装した「RCクラウド2.0」を活用

SBI Ripple Asiaが、MoneyTapを提供するにあたり、SBI Ripple Asiaをはじめ、日本国内の主要銀行が加盟する「内外為替一元化コンソーシアム」において、分散型台帳技術(DLT)を活用して、各金融基盤を接続する決済システムの開発を行っていました。

今回、米国のRipple社が提供している国際規模で各銀行ネットワークを接続し、即時国際送金を可能とした、銀行向けに提供する新しい送金・決済システムである「xCurrent」を実装した「RCクラウド2.0」を活用します。

この「RCクラウド2.0」を活用することで、これまで現金の受け渡しや口座振り込みが主流だった個人間送金を、手持ちのスマートフォンで簡単に送金することができるようになりました。

SBIネット銀行とりそな銀行、スルガ銀行の3行で先行開始

今回、米Ripple社の送金・決済システムを活用した個人間送金「MoneyTap」は、住信SBIネット銀行と、りそな銀行、スルガ銀行の3行で先行商用化行として、2018年4月以降に試験運用を開始する予定であるとしています。

一般にサービスを公開する時期としては、明確な時期は未確定となっていますが、早くても2018年夏以降を目指すとしています。

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