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NTTデータがスマホのみで完結できるデビットカード決済サービスを開発!

NTTデータは、銀行口座からスマートフォンを使って、加盟店で直接支払いができるデビットカード決済サービスを開発したことを明らかにしています。

近年ではスマートフォンなどで決済が可能なモバイル決済サービスが普及しつつありますが、別途クレジットカードやプリペイドカードの加入や登録が必要だったりと、手軽さにはまだ不十分であることが課題となっていました。
画像出典:http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/032101.html

手持ちのスマホに専用アプリで登録するだけで利用可能

今回、NTTデータが開発したスマートフォンで利用可能なデビット決済サービスは、利用者が手持ちのスマートフォンに専用アプリをインストールして銀行口座情報を登録するだけで簡単に利用できるのが特徴です。

モバイル決済サービスの課題であった、クレジットカードやプリペイドカードが事前に必要であることに比べると、元々保有している銀行口座を登録するだけで使えることから、クレジットカードを保有しない消費者をターゲットに利用者を取り込み、キャッシュレス化を推進する狙いがありそうです。

決済時に即時銀行口座から引落ができる

コンセプト
出典:http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/032101.html

利用者が、同デビット決済サービスを利用する際は、加盟店で指紋認証や暗証番号による本人確認を実施した後に支払いが完了します。
支払いが完了と同時に、利用者があらかじめ登録していた銀行口座から利用金額が即時引き落とされる仕組みです。

銀行口座から独自引き落とされるサービスとして「J-デビット」がありましたが、近年ではVISAやMasterCardといった国際ブランドによる決済プラットフォームを利用したデビット決済サービスが各行で導入が進んでいます。

しかしながら、デビットカードによるモバイル決済への対応は少なく、利用者はデビット決済を利用するために、プラスチックカードを新たに発行する必要があるなど、手続きが必要となります。

今回、スマホで専用アプリを介してデビット決済が利用できるようになることで、利用者は新たなカード発行の手続きに係る手間を省けることなどから、気軽に利用できるサービスとして利用拡大に期待できそうです。

NTTデータの決済インフラ「CAFIS(キャフィス)」を利用

NTTデータが開発したスマホ向けデビット決済サービスは、2018年前半よりサービスを開始したい意向を示しており、金融機関や小売店などで実証実験を開始します。

サービス展開に向けて、同社がサービス提供しているクレジットカード決済インフラ「CAFIS(キャフィス)」を利用して、スマホ向けデビット決済サービスを展開します。

2017年現在、キャフィスの加盟店は小売業などが約2000社、金融機関が約1600社、クレジットカード会社が約120社加盟しており、実証実験に向けて、加盟店の協力を得て展開していく方針です。

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