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OKIが新興国向けにビットコインが利用可能なATMを開発!

OKIは、新興国向けにビットコインが利用可能なATMを開発したことを明らかにしています。
ビットコインは欧米などを中心に利用が増えていましたが、近年では欧米以外に中国などアジア地域での利用も広がっていることから、ビットコインを現金として引き出すニーズを汲み取ることでビジネスチャンスを広げていく狙いがありそうです。
画像出典:http://virtualmoney.jp/I0001094

ビットコインを現地通貨に換算して出金可能

今回OKIが開発したビットコイン対応ATMは、海外向けの新型ATMである「リサイクラーG8」のオプション機能としてビットコインに関する機能が搭載されます。

当ATMでは、スマートフォンなどのビットコイン口座より、その時点のおけるビットコインと現地通貨のレートを換算した後に、現地通貨の現金を引き出すことができます。
また、現地通貨をビットコインに換算した上で、ビットコインの「ウォレット」に預け入れることも可能となっています。

ビットコインは、インターネット上で流通している仮想通貨であることから現金その物は存在せず、現金が必要になった場合は、一旦、現地通貨に換算する必要があります。
しかしながら、ビットコインと現地通貨は日々レートが変動していることから、頻繁にビットコインから現地通貨の現金を引き出すと損失が発生するリスクもあります。

新興国では現金の需要は依然として高い

OKI
出典:http://www.oki.com/jp/press/2017/05/z17009.html

ビットコインはインターネット上で流通する仮想通貨として注目を集めており、将来的にキャッシュレス社会を後押しする通貨としても期待されていますが、先進国においては、クレジットカードやデビットカードを利用することが一般的となっており、仮想通貨の売買も基本現金は不要です。

しかしながら、新興国においては、近年では中国の「支持付」やインドの「Paytm」といったモバイル決済などキャッシュレス化が浸透しつつあるものの、サービスの利用にあたっては現金をチャージして使うなどの現金ベースとなっていることが多いのが特徴です。
新興国では、銀行口座を保有していない層も多いことから現金を取り扱うニーズは依然として高いのが事実で、今回のビットコインを現金として引き出すATMの開発もこの様な背景もありそうです。

新興国でも日本同様にスマートフォンが普及してきており、それに比例する形でモバイル決済サービスが増加しています。
無国籍通貨として注目される仮想通貨においてもモバイル決済同様の使い方が増えていくことも予想され、現金から仮想通貨にチャージするニーズは増加するものと考えられそうです。

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