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UCカードがブロックチェーン技術を活用した地域通貨を発行へ!

UCカードは、SBIホールディングスが開発したブロックチェーン(分散型台帳システム)を活用した地域通貨を発行することを明らかにしています。

ブロックチェーン技術を活用することて加盟店への手数料負担を軽減し、顧客にポイント還元を手厚くできるメリットが生まれることで地域の活性化を後押しするようです。

ブロックチェーン技術とは?

ブロックチェーン技術とは、日本語で「分散型台帳技術」と呼ばれ、保有しているデータを各ノードに分散し、送受信を行う際に、その履歴を他のノードと共有することで、データのやり取りを監視できる技術です。

これまでの情報処理の概念では、サーバーに一極集中してデータを管理することが一般的で、そこからデータを読み書きする際もサーバー側がその権限をコントロールしていました。ただ、サーバー一極集中の場合、その管理にかかわるコストが発生する課題がありました。

ブロックチェーン技術を活用することで、やり取りしたい相手と直接データを送受信できることから、低コストでの送受信が可能になるほか、相互監視のため、不正利用の防止にも一役買います。

ブロックチェーン技術を活用することで低コストに導入可能

今回UCカードはSBIホールディングスが開発したブロックチェーン技術を活用して、地域通貨の発行サービスを提供する方針です。

地域通貨とは、特定の自治体のみで利用できる商品券やスタンプカードに該当するもので、それを電子化する試みです。

地域通貨は紙の商品券やスタンプカードを置き換える形で、一部の自治体で磁気カードやICカードを独自に導入する動きはありますが、電子化する場合決済端末の導入でどうしてもコスト負担が重くなる課題がありました。

ブロックチェーン技術を活用することで、サーバーといった一括管理を行うシステムが不要になることや、専用の決済端末が不要になり、大幅なコストダウンが可能になります。

顔認証とスタンプ認証の2の支払い方法が利用可能

UCカードでは、ブロックチェーン技術を活用した地域通貨サービスを提供するにあたり、2018年4月より実証実験としてまずは東京のお台場で実証実験を行います。

実験対象はUCカードの社員を対象に、UCカード内のオフィスの他、近隣の飲食店などを加盟店として協力してもらいます。

スマートフォンもしくはタブレット端末で顔写真を撮影するだけで支払いが完了できる「顔認証」と、加盟店側が保有しているスタンプ型の専用端末を、顧客のスマホ画面にかざすだけで決済可能な「スタンプ認証」の2種類の決済手段が利用できます。

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